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プレカット工場見学

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こんにちは!!!若尾です。
先日、匠家でいつもお世話になっているプレカット工場の株式会社ウッディーコイケの工場見学に行ってきました。

プレカットってなんだろう?という方に簡単にご説明させていただくと住宅建築における木工事において、現場施工前に工場などで原材料を切断したり、接合部分の加工をしておくことを言います。
上棟までに必要な骨組み部分を大工さんの手加工にて行うとどんなに複雑な加工でも1つ1つの木材の個性や特徴を見極めた制度の高い加工ができる反面、住宅一棟分となると1ヶ月以上加工だけで掛かります。
比べてプレカットは、作業効率のアップ(工期短縮)や品質の均一化、精度の高さにより、材料のロスや時間的ロスの軽減など、コストの削減に加え、 端材や加工時に出る木屑などを現場に持ち込んだり残すことが少ないので、環境的にも優しいと言えます。

今回は丸太状態の木材が上棟で使う状態までの加工過程を2週に渡って若尾と花田でご紹介させていただきます。

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まず最初に見学したのは設計部です。
ここでは全国各地のハウスメーカーや工務店から送られてきた平面図や立面図、矩計図という断面図などをもとに、家の骨組みを3Dに起し、計算し木と木の繋ぎ目や使う柱や梁の大きさを図面にします。
プレカット工場ではすべてここで作成した図面をもとに木材の加工をしています。

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次は丸太が加工前の木材になるまでをご紹介いたします。
まず山から伐採した木は貯木場に集められ大きさごとに分けられます。
そこから工場に運ばれまずは表面の樹皮を剥く機械を通ります。

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皮が剥かれた木は大きな機械を通り現場でよく見る柱などの形に切断します。
全て機械任せではなく木材の中心に合わせてしっかりと目視しカットする位置を決めていました。

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切断が終わった材料は1本1本強度を測り、強度判定を合格したものには印字が入り細かい加工の工場へと搬入されていきました。
強度判定を満たさなかった木材も、切断した際の端の木部も廃棄にはならず、羽柄材といい建築する際に使う小さな角材に加工され、余すことなく使用し、地球にも優しいですね。

今回のブログではここまでにします。
次週、花田ちゃんからのブログで加工段階の様子をご紹介させていただきます。 若尾


                             

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